反応のモデリング


自分をウォッチしていて、人間の活動に関するモデルを考えた。人は、何かの刺激に対して、瞬間的に行う判断がある。まずは、それが「危険か安全か」。そして同時に、その刺激に対して「受容するかコントロールを試みるか」。かなり原始的だけど、本人も気づかないほど瞬時にこの判断が行われているような気がする。喜怒哀楽を、それに従って整理してみた。この喜怒哀楽に乗っかって、感情が続き、そのあとそれを理屈づけるフェーズに入る。ある情報に対して急に怒る人というのは、瞬時に危険を察知し、そしてコントロールを試みる体勢に入る。そして、何らかの理屈で怒り始める。典型的な状況として、自分に対して不利になるであろう情報のインプットに対して怒る人というのがある。守旧派の上層部であったり、まあその他いろいろ。そして重要なことは、危険を察知してコントロールしなければいけないから怒り始めたのであって、別にインプット情報が間違っているから怒っているのではないということ。つまり怒っている人はいろいろ理屈付けして怒っているように見えるのではあるが、それは後から貼り付けた理屈であって、要は状況の排除を本能的に行おうとしているのみ、みたいな。うーん、身に覚えがあるぞ。