天守閣上司

私の恩師(というか元上司)は、入り口の一番近くに座っている。狙いはわからないけど、これは偉いと思う。偉い人は、多くの情報を知らなければいけない立場で、それを集めなければならない立場というのが普通だと思う、それを実現しようとするとこうなる。しかし、ふつうの企業だと、偉い人はどんどん奥へ引っ込んでいく。もっと偉くなると、個室になったり、専用フロアとかになったりもする。もしかすると、これは城壁の考え方というか、天守閣的な考え方なのかもしれない。でも現代では、敵軍が攻め込んでくる可能性は低い。あるいは、「席の究極は個室」という考え方なのかもしれない。平社員の席は個室の途上である、的な。個人的には、偉い人はただでさえ話しかけづらいので、あんまり天守閣には行ってほしくない。社内SNSでもメールでも社内Twitterでもしくみ作りにはなっているとは思うけど、物理的なしくみっていうのも強い効果を生むのではなかろうか。