暗号の快感


アニメ好きにだけわかる絵とのこと。これは、たぶん涼宮ハルヒということなんだろう。制服と髪の毛とリボンの色が抽象化されて表現されている。抽象化された表現は、わかる人にだけわかるような暗号として機能するようだ。これは絵の話なのだろうけど、文字や文章のこととして考えたらどういうことになるだろうか。哲学書とか、難しい文章は暗号のように感じることがある。あと極端に短い名言とかも同じように感じることがある。あれってある種の暗号で、わかる人にだけわかる。その、わかる人にだけわかる感というのは内側にいる人にとっては快感なので、なかなかそれを民主化しようという気にはならないものなのかもしれない。