「婚活」の意義

マーケティングワードとしては久々のヒット。もとの意図と違う文脈で使われたり、結婚サービス会社の陰謀説があったりといろいろだけれど。この言葉は、過去のどんな言葉を置き換えただろうか。たぶん、「適齢期」だと思う。適齢期、という言葉は年齢と紐付いているので、本人の意志とは関係なく誰にでも来てしまう。ところが婚活という言葉はあくまで本人の意志によって始まるというニュアンスだから、しないという選択肢も(ネガティブではなく)残している。「適齢期でしょ?」は人を追い詰めるけど、「婚活しないの?」は「No」という選択肢を残している感じがうまい。