あたりまえの話

最近、「ありがとう」と「ごめんなさい」を言うことが多い。迷惑をかけることが増えたのかもしれない。「すいません」はよく口にしていたけど、「ありがとう」と「ごめんなさい」はちょっと違う。もしかしたら今までそれを言えなかったのかもしれない。というか、言うことを避けてきたような気がする。できるだけ「ありがとう」とか「ごめんなさい」を言わないように動いてきたというか。しかしそれはさびしいことだと思う。
一人でできることはそんなに多くない。そのときに「ありがとう」「ごめんなさい」で回していくことを考えるか、それをあくまで避けていくか。自分でコントロールできない部分があるということは不安でもある。でも仕方がない。コントロールを意識しすぎると、自然とコントロールできることにしか手を出さなくなっていく。そんなスモールワールドで勝ち続けても、それはルールを自分で決めているのだからあたりまえではある。
コントロールできないことに対しては覚悟で勝負するしかない。覚悟で勝負するということは要するに、できる手をすべて打つということであり、常に全力でやるということであり、その結果、前向きにあきらめるということだろう。どこか手を抜いていると、心残りがあるから、覚悟はできず、失敗を受け入れられない。コントロールできないことを受け入れて、そのうえで、「ありがとう」と「ごめんなさい」で回していく。
あたりまえの話なんだけど、なんで今までできなかったかなあ。