褒めない人

なにかと褒める人がいる。褒めて伸ばすことを意識しているわけでもなく、単に正直に見える。特殊なようにも思えるけど、逆に「なぜ褒めないのか?」という問いで考えるとなにかわかるのかもしれない。褒めない理由は何だろう。褒めてしまうと、相手が思い上がって手抜きしてしまうと考えているから?褒めてしまうと、相手の方が上であると認めているように見えるから?褒めてしまうと、自分の「よい」と考えている基準が明確になってしまって、底の浅い感じに見えてしまうから?理由はいろいろあるのかもしれないけれども、いずれにも共通しているのは、自分の言動やら行動が他人からどう見えるか、どう他人に影響するか過剰に見積もっているのではないかということだ。他人がどう影響されようと、どう思おうと、思ったことはいうのだ、という考えの人のほうがよく褒める傾向があるのかもしれない。