手段は手段として扱え

クリエイターと話をしていてこういう結論に。集団で仕事をすると、分業が生まれることがある。それは単に、作業分担をするということなのだけれど、困った副産物がある。それは、分業によって「手段を目的とする」人が生まれてしまうということだ。手続きも、管理も、目的に対しては手段でしかない、しかしその担当者にとってはそれが目的になってしまうのである。だから、チームになったときに結果としてキメラのような姿になってしまうという話だった。一人で全部をやることが好きな人がいる。単に協調性がない場合もあるが、そこには「手段を手段と認識するための知」というものがあるようにも思う。分業を前提にする集団でありながら、手段を手段として扱う手法が求められているのだなと思う。