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いつのまにか。提供はグロービスのようだ。ためしに「マーケティング」を調べると・・・

顧客満足を軸に『売れる仕組み』を考える活動。
一般的に販売推進、営業推進と混同されがちだが、長期的な視点から顧客支持を得ることを目的としている点で、これらのセリング(販売)とは異なっている。セリングは、今日や明日の売り上げを確保するためにどういう広告宣伝、販売促進をするか考えることが主な活動である。一方、マーケティングは、顧客にとって価値のある製品やサービスを提供するために必要なすべての要素をコントロールする役割を担い、その結果、顧客からの信頼を勝ち取り、継続的に成長することを目的とする。市場が成熟し、製品、サービスの機能面での差別化が難しくなるにつれて、マーケティングの重要性は増している。特に、顧客の認知をどうコントロールしていくかがマーケティング戦略の優劣を決するようになっている。最近では、顧客とのあらゆるタッチポイント(接点)において、顧客の認知をコントロールする重要性が高まり、認知心理学の要素も取り入れられるようになっている。

広告と引くと、「広告戦略」がヒット。

マーケティングにおいて、プル戦略の中心となるのが戦略。
広告戦略は大きくクリエイティブ戦略とメディア戦略に分けられる。クリエイティブ戦略は、「伝えるべきメッセージづくり」である。企業がこれだけは伝えたいと考える製品やサービスの属性を選び出し、メッセージを明確にすることである。効果的なコミュニケーションを行うためには、少数の属性に絞った方がよい。また、絞り込んだ製品やサービスの属性をそのままストレートに伝達するだけでは、受け手に興味を持ってもらえないことが多い。従って、受け手が興味を持つような「伝わる」メッセージに翻訳する必要がある。例えば、テレビCMの場合は、印象的なメッセージ(キャッチコピー)と周到な場面設定が重要になる。一方のメディア戦略は「伝える場所の確保」である。メディア戦略では、ターゲットの属性、サイズ、エリアに合わせて、予算の枠内で最も効果的なメディア・ミックスを探し当てることが重要である。なお、テレビ、インターネット、新聞、雑誌、ラジオ、屋外広告など、それぞれのメディアには特性があり、それを生かすような表現戦略を心がけなければならない。

「ブランド」は結構記述が長い。

製品の構成要素のうち、最も重要なものの1つで、その製品や企業に関するあらゆる印象や体験の蓄積を意味する。アメリカ・マーケティング協会によると、「個別の売り手もしくは売り手集団の財やサービスを識別させ、競合他社の財やサービスと区別するための名称、言葉、記号、シンボル、デザイン、あるいはそれらを組み合わせたもののこと」。
強いブランドとは、個々の顧客の関心領域において圧倒的な価値的優位を確立しているものであり、またその顧客の期待を常に裏切らないことを約束する製品や企業の象徴のことを指す。一方、企業にとってブランドは競争優位や長期的な収益の基礎になる重要な資産(ブランドエクイティの項を参照)である。 消費者にとってのブランドの役割と、企業にとってのブランドの役割は以下のようにまとめられる。消費者にとってのブランドの役割 ①顧客にとって購買の意思決定に至るまでの時間やコストを節減する「識別」の機能 ②購買リスクの低減・回避に役立つ「品質保証」の機能 ③ブランドイメージに自己を重ね合わせ、自己実現や表現の手段とする「意味づけ」の機能企業にとってのブランドの役割 ①ブランドの商標権を設定することで競合と差異化できる ②顧客のロイヤルティを得て、安定的な売り上げを確保できる ③プロモーションへの依存を減らすと同時に、競合製品に比べてプレミアム(上乗せ)価格を設定できるため、利益率が高まるなどの便益があるブランドの階層には主に、企業名がそのままブランドになる「コーポレート・ブランド」、幾つかの製品カテゴリーをまとめた「ファミリー・ブランド」、個々の製品を示す「製品ブランド」の3層がある。 また、こうした階層構造のことを「ブランド・アンブレラ」と呼ぶ。個々のブランドについて、「これは製品ブランドか、ファミリー・ブランドか」と厳密に区別することは、あまり意味がない。重要なのは、ブランドの階層を整理したうえで、企業が展開するブランドを体系化し、管理することである。なお、製品ブランドにファミリー・ブランドやコーポレート・ブランドを冠することを「マスター・ブランド戦略」、個々のブランドを独立して展開することを「マルチ・ブランド戦略」と呼ぶ。

ちょっといいかも。