ケータイ小説が売れた話

2007年の書籍の年間ベストセラー(トーハン調べ)が4日発表され、女子中高生に愛読されている「ケータイ小説」が文芸部門のベスト3を独占、ベスト10では5作がランクインした。(Yahoo!ニュース

ケータイとして「○○万PV突破!」とかならまだわかるのだが、リアルの本や映画がヒットするという力学にはちょっと引っかかるところがある。一部は宣伝の力でもあるのだろうが。ブログの書籍化とかを含めて考えると、「みんなのリアル(と自分が思う)を信じていて、テクノロジー(ケータイとかウェブとか)にはあまりついて行けてない」人がたくさんいるということだろうか。あるいは映画や本は、昔で言う「クルマ持ってるからお出かけしない?」「昨日の○○(テレビ番組)みた?」というようなコミュニケーションプラットフォームになっているということだろうか。実は買っているのはおじさんおばさんだけだったりして。出版社がスターツとか、ゴマブックスというのが味わい深い。