箇条書きまとめはなぜ他者の役に立たないか

「なぜ役に立たないか」なんて、役に立たないと決めつけるのは問題だと思うが、個人的にはあまり役に立たないと思っている。単純に言うと「理解した人が書く弥縫録が、初学者の役に立つはずがない」で済むのだが、要するにこういうことではないだろうか。
豆腐の色というものを考えるときに、理解した人は「豆腐は白色である」と書く。初学者にとって必要な情報は、「豆腐は黒でも紫でも黄色でも緑でも赤でもない色であり、雲の色に近く、太陽光を反射しない脂肪酸という成分が多いという意味では牛乳と構成要素が似ており、だから同じような色である」とかそんな情報であろう。やはり学習はプロセス経験が重要で、それによるマインドセット(のようなもの)のインストールが欠かせず、それは箇条書きではないということと思う。要は近道なし。うーん、どうもよくまとまらない。「マニュアル」という思想について考えたいのであるが。