感情体積の話

いわゆるモテ理論のひとつで、感情体積理論というのがあって、これは正しい。一回突き放した上で抱きしめる、みたいな、ジゴロがよくやる方法。ジゴロ論大好き。

感情というのは、板みたいなもので、あっちに押しやり、
こっちに引き寄せ、これを連続していると、
あっという間に体積が大きくできる。
その体積を大きくするっていう行動をしていけば、
いつの間にか落ちてしまう・・・そんなものなんだ。(モテる法則

ヤンキーが実はいい人だと余計によく見えるという割引理論にも近いのかな。どうやら感情は相対的な心の動きでなにかが決まっているようだ。ところで、ブランドにはある程度アンチがいたほうがいいと言う話がある。ある人がそのブランドに始めて触れるとき、いちおう耳にアンチの意見も入る。ある程度マイナスの情報を持った上でそのブランドに触れて、実は深遠な哲学とか、考え抜かれた耐久性の高さとかに触れたりすると、例の感情体積理論で余計に好きになるという話である。しかもおまけがあって、いったんファンになると仮想敵(アンチ)がいたほうがいいので、アンチがここでも役に立ってしまうと言う話。その勢いで言うと、やはり新興宗教はそのあたり自然に求心力を持ってしまうというわけであって、崩壊させたいならやはり内部分裂を狙うのがアプローチとしては正しいんでしょうね。あれ、何を言おうとしていたんだっけ。