どこにボールを投げるか

すこし前から、仕事をしながら少し前にボールを投げておいてみるということを試している。たとえば、「これを次回からどういうふうに楽にできるか」を考え続けながら仕事する。そうすると目の前の仕事の定型化や自動化がかなり気になり、アウトプットの形もそれ前提に変わる。たとえば、「この途中作業を切り出してどういう風に金が稼げるか」を考え続けながら仕事する。そうすると他人から見て意味のないこだわりみたいなところを薄くしがちになり、それはそれでアウトプットの形が変わる。それ自身を、それ自身完璧なものとして終わらせようとすることもできるけれど、自分の仕事の場合それだとたいした完成度にならない。ベクトルが定まらないので、投下したエネルギーが拡散し、自分が何となくこだわっている部分を適当にまぶしたような変なものしかできない。