創造性について

創造は組み合わせであるというのは、よく言われるところ。A×Bという組み合わせでの創造があるときに、創造的な人というのは、おそらくA(もしくはB)が、常に心の中にある(問題意識のこと)。だから、身の回りにあるBとかCとかDとかEとかFとかと、無意識に掛け算をしまくっている。ここがポイントで、「A×B」という二つが、同時に心の中に突然出てくるわけではない。そういうこともあるかもしれないけれども。
アプローチは、もう一つくらいあると思う。ひとというのは、二つのものごとを提示されると、その二つの関係(とくに因果関係)を見いだそうという習性がある。それによって誤認もよく生まれるのだけれど、これをポジティブに生かす。つまり、AとB、C、D、E、F、というように、クイズのように無理やりに関係を考えるやりかた。もちろん、順列組み合わせのようなもので、効率は悪い。しかし、この組み合わせを強制されて考えるということ、おそらく創造性の訓練にはなるとおもう。