METAPHYS

いわゆるおしゃれ家電のひとつMETAPHYSのデザイナー、ムラタ氏の発言から。

ムラタ氏は「行為のデザイン」を、「人とモノの関係において、ベストインターフェースを導き出すこと」と定義する。(中略)インターフェースは接点として、両側にあるもの同士により良い関係をもたらす役割を担う。(中略)現在の情報機器と人との関係にはさまざまな問題があるが、その多くはインターフェースの未熟さが原因、とムラタ氏は看破する。(中略)たとえば人と「あったかいごはん」のベストインターフェースは「箸」。これがチャーハンならベストインターフェースは「れんげ」に変わる。(中略)こうしたインターフェースをめぐる関係性を理解し、良い「行為のデザイン」を行う出発点となるのは、ユーザーのオブザベーションだ。(NIKKEI DESIGN 2009.1)

なんていうか、マーケターはオブザベーションが苦手なのだよね。なぜかっていうとすぐ仮説を持っちゃうから。仮説思考とオブザベーションは同時にやりにくい。予断があるとオブザベーションがうまくいかないのはスケッチと同じ。だからマーケターとデザイナーは仲が悪いのかな。