死んだ人はいい人

小渕元総理がなくなったときなんかに感じたことだけれど、生前に叩かれていた人も死んでしまうと結構評価されたりする。そのこと自体に不快感は特にない。しかし、そういうことが起きる理由として、「死人に罵声を浴びせるとそれがそのまま自分に帰ってくる」とか「死人に鞭打つな」という、割と精神論・倫理観念的なもので説明されることには何か割り切れないものを感じたりする。我々は、相手が生きているときは、何らかの形で「生」にたいして甘えている*1のではないか。そのことにより、批判しがちなのかもしれない。

*1:なんというか、反論可能性に対して甘えているというか