エゴバッグ

なんだか有名なデザイナーさんが作ったエコバッグが人気で、しかもお値段かなり高いらしいって。手に入らなかった人が騒ぎ出したとな。それを指して誰かが「これじゃエゴバッグだろ」と一喝。うまい表現だ。でも。
やはりエコというのはエゴと本来対極にあるのであって、この漂白感がどうも消費とは結びつきづらいのだろうな。LOHASのことは一時期いろいろ騒がれたけど広告屋的には非常にかんたんなコンセプトで、それは「エコ×エゴ」だった。トヨタのレクサスハイブリッドなどもそうなのだろうが、エコ商品というのは散々悩んだ挙句エゴを足すことで商品を中和する方向に向かうものだ。だから案外この情けない騒ぎも真実の一端を担っているのかもしれない。エコにもっとエゴを。