Twitterの思想

そういうものがあるのか知らないが、あるとしたらで考える。Twitterの思想は「目的志向でないWeb」で、検索(Googleとか)の思想と対立するもの。検索は究極の目的志向で、中央集権で、効率が先に立って、それによって価値を生み出すもの。Twitterは逆に、最初の目的はなく、分散で、ただ熱量の高い場所をまず生み出してそこから可能性を拾い出すというもの。目的と手段を逆転させた感じ。だから、ユーザーが目的志向になってしまうような要素(中央集権に近づいてしまう一覧性、序列が生まれるランキング、それを生み出す発言評価、そして検索など)を重視しない。とにかく無目的に、ただし熱量を持って活動してもらう、そこから素晴らしいものが生まれる。いってみればそれは「場」ということだろうし、コミュニケーションの本質の一つであるように思うし、イノベーションを生むための考え方にも近い。場ということだと、2ちゃんねるに近いように思うけど、これはアメリカ人の考えた、顕名としての2ちゃんなのかな。