あたたかいWeb

あたため途中のアイデアなんかを会社とかで披露すると、説明不足も手伝ってか旧来文脈で解釈されたりして、全然評価されないことがある。もとより可能性のないアイデアならしょうがないけど、ちょっと煮詰めたらなかったり、説明が多少うまくなかったりであったとしても、そこで無視されてしまうと(そうとう強く信じていない限り)そのアイデアはその瞬間に死んでしまうという不幸な事故が起きる。ところが、Webに放流した場合は、無視されたとしても何も反応は見えないだけだから、とくに発信者は落ち込まない。もちろん評価されていないわけだけれど、少なくとも無視という行為は現実と同じように見えるようにはなっていないから、過度に落ち込まなくて済む。その一方で、致命的に問題があったりすればツッコミが入るのでそれはそれで助かる。この文脈においては、現実よりもWebのほうが環境がよいというか、あたたかい。