消費と投資

前提1:社会全体の富は固定(ここでは仮に1億円)
前提2:個人が贅沢する金額の上限はある(ここでは仮に2000万円)

そのうえで、格差があるのとないのの違いを考えてみる。

  • 構成員10人が同じ収入の場合

→1億円を10人で割るからひとり1000万円。1000万円の収入、1000万円の消費。総消費1億円。

  • 構成員の1人が大金持ちで、残り9人は同じ収入

→5000万円がひとり、残り9人は約555万円。前提によると、個人が贅沢する金額の上限があるので、収入5000万円の人も2000万円までしか消費しない、残りの9人は使い切る。総消費7000万円。残りのお金は貯蓄もしくは投資にいく。
個人として使い切れないお金をもつ大金持ちをたくさん作るほど、投資の業界にお金が流れそうだ。モノの消費を促すという意味では、使い切れないほど儲ける人をたくさん作るよりは、使い切れるギリギリくらいの収入をみんなが持っていた方が、よいということなのだろうか。