因果

原因があって結果がある。それはなんとなく信じられそうだ。しかし、原因がわかると解決がある。これは怪しい。ひょっとしたら、そこにはあまり関係がなくて、原因がわからないまま、それはそれとして解決するという手もあるのではなかろうか。小手先とか対症療法というのではない、原因を経由しない解決というのがあるのではないか。というのも、原因を下手に知ってしまうと(あるいは知った気になってしまうと)、原因を取り除くというレベルでしか解決をしなくなってしまうからだ。