リズムマシーンの発火源

2003年に発売したコルグシンセサイザーELECTRIBE MX」「同SX」が、昨年末ごろから急に売れ始めた。ELECTRIBEをかっこよく演奏した動画「ニコニコ動画」や「YouTube」にアップロードされ、魅力を知った人が買い求め始めたのが原因だ。(ITMedia

1982年、ローランドから発売されたTB-303はベース音色に特化したシンセサイザーとして発売されたが(兄弟機であるTR-606と同時に使用することでリズムの演奏が可能とされていた)、当初、ベース音色の再現が不十分である、として不人気機種であった。しかし、TB-303に搭載されたフィルターやシーケンサーによる独特の粘り気のある音色とグルーヴが「アシッド(LSDを指すスラング)の幻覚を思い起こさせる」として一部のミュージシャンが使い始めると、この未知の音は熱狂的に受け入れられ、多くのミュージシャンが挙って使用した。このTB-303を使用したダンス音楽は「アシッド・ハウス」と名づけられ、1980年代後半から世界中で大流行した(TB-303は一転して大人気機種となり、現在ではプレミア価格がついている)。(LSD(薬物)-Wikipedia

時代も規模も違うけど、どちらもパッドを使うドラムマシーン的なものだし、状況として似てるかな。