怒り質量保存説

私は、何かの出来事によって、イライラさせられる。しかし、その後には、イライラしているという事実だけが残り、何をもってイライラしていたかは忘れてしまう。そのイライラは本人も気づかないまま心の中にストックされ、いつか、何か「イライラしてもいい事柄」を見たときに呼び起こされる。このとき、イライラさせられた元の事柄と、イライラをぶつける事柄は食い違う。人はそれを八つ当たりと呼ぶかも知れないが、だとすればほとんどの怒りは八つ当たりである。という説。