反抗期

自分もそうなのだが、反抗期がない子供というのがいて、そもそも最近反抗期なんて言葉さえあまり聞かない。果てにはヤンキーの衰退まで聞こえてきて、打倒されるべき父性と子供の自我構築における仮想敵みたいなモデルはどこに行ってしまったのかと思う。で暴論だけれど、子供はいつしか大人が抑圧する対象から、大人が欲望を投影する存在になってしまっていて、そのことに反抗する子供達はむしろ(自分が)蹂躙されるようなモデルを望む、ということはないだろうか。かつての子供が盗んだバイクで走り出して大人に反抗するなら、いまの子供はホストにもてあそばれて「ガッシ!ボカッ!」となるのを反抗と捉えるみたいな。そんなところでケータイ小説と萌え文化をつないだら怒られるだろうな・・・