「合コンでいい子と出会えない」問題

久しぶりに軟派な話題を考える。というのも、お題のような意見で、男性陣が盛り上がったから。女子も同じことを言ってたりする。曰く合コンではいい異性と出会えない。これは本当なのか少し考える。
ひとつは確率と認識の問題。たいてい、合コンでいい異性がいないという話題は、街を歩けばかわいい/かっこいい異性はたくさんいるように見えるのにという意見とセットになっていたりする。これは、街を歩いているときにはそういう人間が自然と目にとまり、それ以外の人は記憶に残らないのでそういう風に感じがちであるという問題ではあるまいか。冷静に街で出会った人を全数として考えた場合、街でも合コンでも確率はそう変わらないのではないだろうか。だとしたら、もっとたくさん合コンに行けという確率の問題。
もうひとつは不動産物件的な考え方。よい物件は空きが出ても、すぐに埋まってしまう。だから世の中にあまり流通しない。解決方法は、とにかく探すこと。確率的に出てくるであろうよい物件とであう可能性を高める。ここでも結論は、もっとたくさん合コンに行けということに。
最後にマッチングの問題。自分に合う人に出会えていない。出会い系サイトでもない限りニーズマッチングはできない、といいたいところだが、これは自分のニーズを知っている人に紹介してもらうのが手っ取り早い。ということで多くの人間のハブになっている人(同性でも可)と懇意になることだが、そのためにはその人と何らかの方法で親しくなるしかない。何も思いつかないようなら自分もハブになってしまうという手がある。右から左へと、とにかくたくさん多くの人に出会い、紹介する。そうするためには場数が必要になる。やっぱりたくさん合コンに行け。
ひどくつまらない結論になった。慣れないことはするものではない。

製品開発をめぐる21の質問

DHBR2008.8より。

  1. 当社の製品を、通常とは異なる方法で使用または購入しているのは、どの顧客か。
  2. 営業面やサービス面で通常以上のケアを要求している顧客はいるか。
  3. 受注、追跡ービス、特別仕様など、サポート・コストが異常に高い、あるいは低いのは、どのような顧客か。
  4. 製品価格から、ハードあるいはソフトのコストを25%減らしても、顧客の大半のニーズを満たすことができるか。
  5. カスタマイズのために、少なくとも製品コストの50%を負担するのは、どのような人か。
  6. 全く想定していなかった方法で製品を使用しているのは、どのような人か。
  7. 当社の製品を驚くほど大量に使用しているのは、どのような人か。
  8. 我々とは全く違う理由で、我々と同じ問題に対処しているのは誰か。また、どのように取り組んだのか。
  9. 自社事業の効率あるいは効果を大幅に改善した施策の中で、他業種に応用できるものは何か。
  10. 自社事業の副産物として得られた顧客情報や製品の使用情報のウチ、他社事業を大幅に改善するヒントとなりうるものは何か。
  11. 当社の製品を購入または使用するに当たって、最大の障害となっているものは何か。
  12. 当社の製品に、顧客が場当たり的に施した改良の例として、どのようなものが挙げられるか。
  13. 最近の顧客の中で、当社の製品がもっとも適していない顧客は誰か。
  14. 当社の製品にもっとも向いていない用途は、具体的には何か。
  15. 業界内で、なるべくサービスを提供したくないと思われているのは、どのような顧客か。また、その理由は何か。
  16. これまで考えもしなかった障害を解消すれば、大口ユーザーになる可能性があるのは、どのような顧客か。
  17. 購入者や用途、流通チャネルなどについて完璧な情報を入手していたならば、我々の仕事のやり方はどのように変わっていたか。
  18. 顧客一人一人の要望にもれなく応じていれば、当社の製品はどのように変わるか。
  19. 当社の製品に搭載されている技術の中で、前回の設計変更以来、最も大きく変化を遂げているのは何か。
  20. 当社の生産技術の中で、前回の生産システムあるいは物流システムの変更以来、もっとも変化を遂げているのは何か。
  21. 一番急速に変化している顧客ニーズは何か。また5年後には、そのニーズはどうなっているだろうか。