定量化のオルタナティブ
どうでもよいが、しっかり測定できるものは重宝される。重要かもしれないが、測定できないものは重宝されない。で、そこの突破の仕方が問題なのだが、広義のブランド以外に何かないのだろうか。
ネットで文章を読むときの癖
ネット上である程度の長文を読むとき、無意識に一定範囲の文章を選択したり非選択にしたりしている。選択すると色は反転するわけだからそこを強調して読もうとしているのかというと、別にそういうわけでもない気がする。でも、読んでいるところの前後を含めて選択したり外したりしているので、読む作業とは何らかの関係がある気もする。他の人の様子を観察したことがないのでわからないけれど、多くの人がやっていることだとしたらこれは何らかの意味のある行為であり、ネットという仕組みを通じて表出した人間の認知システムの一端だと思うのだがどうなのだろうか。
記号とはそれを知ることによって、もっとほかの何かを知るためのもの
チャールズ・パース。わかるようでわからない。
リック・ルービンの箴言
Courrier誌より。今月は良い感じの特集がある。中国メディアの話とか、音楽ビジネスの世界動向とか。リック・ルービンについては、どこかの尊師みたいな風貌になっててビックリした。
「まず曲を聴く。そしてその曲の"均衡"を探すんだ。偉大な絵画や建築、それに夕日だってどこかに必ず人間らしい要素がある。そんなムードを探し出すんだ」「いまレコード会社がするべきことは、音楽の善し悪しをしっかりと吟味すること。他者に取られそうだからとか、納期までに商品を作らなければならないからとか、音楽とは関係のない理由で、アーティストと契約している。だから昔みたいな(偉大な)アーティストを発掘することが少なくなっているんだ」